2002年9月14日(土)
15日(日)
22日(日)
映像における演技・最終日

レポ
最終日/9.22(日)13:00〜17:00

13:00〜13:40放映準備
この一週間で各映像チームの監督が編集した作品を、先週上演した舞台作品記録とともに参加者一同で画面で見比べるのが、この日のメインプログラム。とはいえ、先週あれだけ濃い2日間を過ごした面々は、すっかり旧知の様子であれこれ話がはずむ。
13:40放映、そして感想会
短い作品ながら、舞台、映像作品ともに雰囲気の違う3チーム×2を合わせるとトータル75分。なかなか見ごたえがある。一度見終わって、それぞれに感想を述べてから再度放映。後は交流会まで各種雑談し、最後は早川講師のお話で締めくくった。

早川講師終了後の感想
 大変面白い経験でした。
 今回のようなワークショップに参加するのは初めてでした。そのため、時間配分など当初予定していたイ メージとは随分違ったものになり、参加者の皆さんにはあわただしくてご迷惑をかけてしまったかなぁ、という反省もあります。
 しかし、参加者の皆さんの熱意やスタッフの方々のご尽力でなかなか興味深いワークショップになったのではないかと思います。テーマである「映像における演技」といったものの他にも、演出的な部分であるとか、空間性の違いであるとか、いろいろな視点で演劇と映像の違いを感じることのできたひと時でした。
 また、このような機会があればぜひ参加させてください。今回得た経験と反省点を生かした更に面白いワ ークショップが展開できると思います。

参加者の感想等
(20代前半女性)
 参加してよかったです。1週目は私的につめたスケジュールだったのですが、思う存分楽しませてもらって、リフレッシュできました。
 映像(映画)の現場ははじめてでした。虫がすごかった以外は、すべて満足です。
 最初のワンカットを撮ったときに感じたことは、舞台の芝居よりも集中しやすいやということ。舞台の上だと多方面の集中と緊張が必要ですが、映画は生きているモノがまわりにあって、あたりまえに感じられるから、自分の役や相手との関係に密に集中できました。
 できあがった映像をみてから思ったことは、映像の方が真実味を増すということ。逆に、舞台の上でのリアルさをつくることがいかに難しいかという再確認もできました。
 今回は短編でしたが、これが日常にみる映画の長さのものを撮ると想像すると……とてもとても大変だろうなと思います。カットごとに切りわけたシーンをつないだ時に違和感を覚えないように同じ状態で芝居をすること。
 楽しかったです。ありがとうございました!

(10代後半女性)
 私は今までずっと映画に出てみたかったのですが、今回その夢が叶ってうれしいです。今回は本当に貴重な体験をさせて頂きました。
 お芝居の方ではコメディータッチのお芝居をやったことがなかったので、初めてのことばかりで楽しかったです。
 どんなことをやればお客さんを笑わせることができるのか? そうかこんなふうにやればいいんだ! という発見もありました。
 映像のほうでは、ナチュラルさを要求されて、素でやってしまった所や、逆に演技を意識しすぎて、芝居がかってしまった所もあったので、ちゃんと話しがつながるのか不安だったのですが、できあがった映像を観てみるとちゃんと自然に観れたので、映像ってすごいと思いました。
 自分を客観的に観るとやっぱり気持ち悪いし、だめな所ばかり目につくのですが、逆に言うと、今まで知らなかったくせとかが分かったので、これからはそのくせを意識しながらお芝居をやっていきたいと思います。
 映画はお芝居と違う所がたくさんあって、思うように演技できなくて難しいのですが、また映画に出てみたいと思いました。
 今回は色々な発見や勉強をさせて頂きました。本当にありがとうございました。またこんな企画があれば、ぜひ参加したいです。
(10代後半女性)
 今回のワークショップに参加出来るとわかった時から、とにかく楽しみで仕方ありませんでした。実際参加した感想は「参加出来て良かった!!」これに尽きます。舞台はこれからも経験出来るでしょうけど、映像はそう出来るものじゃないと思うので…。
 舞台発表は、名前間違えるし台詞飛ばすしで最悪と思ってましたが、映像で見たときに、あんがい上手く繋がっていたので(繋げてもらったのですが…)安心しました。
 映画の方は、撮影中は本当演技が出来ているのかいないのか全然見当付かなく撮られていた感じがあったので編集された映像を見た時は「こんな風になるんだ」「あれで良かったんだ」と納得しました。
 観終わった後に、感想言い合いましたが、某方の「こわかった」発言を聞いて凄く同感しました。よく「テレビの影響だ」とか「あの映画は暴力シーンが酷いから指定付けろ」など聞きますが、私はそんなの個々の責任でメディアに責任転嫁しているとしか思ってませんでした。
 しかし映画を観てその考えは変わりました。今までだってドラマや映画を観てリアルさを感じる事はもちろんありましたが、自分で実際に映画撮影に関わって、よく解らないままに撮り終わったのに、編集された映画を観た時、よりリアルさを感じました。あんなに創っている現場だったのに映像になればリアルが産まれる…恐いですよね。
 当初思っていた以上の事を色々学べた濃い3日間でした。是非来年も参加したいです。3日間ありがとうございました。お疲れ様でした!!

(20代前半女性)
 私は今回、本当にすごく運が良かったと思います。たまたま観に行ったお芝居で、この演フェスのことを知り、たまたまキャンセルが出た為、参加することが出来ました。
 私は演劇の経験が全く無いので、「映像と舞台」の違いというのは、今、私には最も興味のあることでした。はじめは私以外、みなさんが劇団に所属していたり、経験のある人ばかりで、とまどいましたが、素人の私でも同じ様に楽しみながら参加することが出来ました。
 一日目の「舞台演技」を見逃したのはとても残念でしたが、たくさんの人から色々なお話を聞くことが出来て、それだけでも良い経験になりました。本当に楽しくて、勉強になりました。

(10代後半女性)
不思議な感覚。リアルタイムで進んでゆくので怖いです。
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