2002/9/22(日)
大道口上芸
9.22(日)13:00〜16:00
13:00〜14:30座学・読み合わせ
まずは口上原稿を手にそれぞれ読み合わせ。講師のアドバイスもあるが、名文句だけになかなか苦労する。独特のリズムや音のおもしろさは感じるのだけど、やっぱり、部屋の中にはどうも似合わない。
「教えるなんて初めてだあ」と阿部講師も汗をふきふき…
そんなわけですぐさま戸外に飛び出したっ…!
ガマの
油売り
とにかく受講者の多くも知らない実演をと、まずは「ガマの油売り」から準備。
まさに大道商人の語り口調に、フリーマーケットなどにやってきた一般客も聞き入ります。
芸術の森センター前の自由市場会場(手づくり商品販売イベント中)にのりこむと、準備中からギャラリーが続々とつめかけてきました
↑ガマくんも登場
講師の「切るよ、切るよ」に「はやく切ってよ」と若い女性からの声(切れません)→
思ってもみなかった口上芸との遭遇に、一般客の顔はほころびっぱなし。
最初に買ったのは受講者。「売るのが目的じゃないんだけど」。でもちゃんと効能のある膏薬を用意(その後、一般客もけっこう買ってくださいました)
「速く身請けをしてくれと、これ等のバナナが泣いてるよ お客さん」。「まだまだ、もう少し安くなってから」とお母さんも本気
客との呼吸と言えば、「バナナの叩き売り」。
随所にアドリブの入る話芸に、お客さんたちはなごみっぱなし。
バナナの
叩き売り
ぼくもバナちゃん好き
観客も引き込んでしまう口上芸の楽しさに会場は笑いでいっぱい。赤ちゃんを抱っこしたお父さんが最後のバナナをお買い上げ、これをもって実演は終了
テキストを読んだ上で実演にふれた貴重な経験に、参加者も大満足
・口上芸を身近で体験できるのは初めてなので参加しました。おもしろかった〜
・1、2回で習得できそうにないですけど、日本語の言葉の魅力と楽しさに触れる機会になったと思います。
・実演は楽しかったー。あんなに普通のお客さんたちまでノリノリになるとは思わなかった。
講師の一言
「開拓の村」から相談されて三上勝由君と手探りではじめて10年余り。ワークショップなどうけたこともやったこともないので戸惑ったんですが、少ないとはいえこれに興味をもってくれる人がいたことをとてもうれしく感じました。
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