2002/9/22(日)
シェイクスピアスピーチに挑戦!ワークショップ

レポ
英語に慣れてる人、舞台に慣れてる人…
少ないながらも多彩な参加者が、
すっかり英国俳優になったつもりで、
堂々とシェークスピアを
語りあげました。

まずは
ウォーミングアップと発声。特に口の動きの基本から始め、「英語」の「舞台発声」についての説明も。
 そしてさっそく「ヘンリー5世」冒頭部分を、3つに分け各1時間ずつ練習。発音・意味・状況の解説も受け、日本語と勝手の違う「口の使い方」に気をつけ、大野講師について復唱します。
 途中、英国俳優のお手本をテープで聴いたりし、参加者も少しずつ感覚をつかんでいきました。
発見たくさん
たっぷりのようであっという間に過ぎる時間。「なるほど」「うーん、日本語と違うね」と思ってる間に、もう終了間近。各自のやり方で朗読発表することになりました。
各自、会場の作りをいろいろ活かし、上に向けて語ったり、逆に下から眺めてもらったり…。それぞれが工夫
わずかな時間でしたが、それぞれに発見のある貴重な時間となりました。
階下から登場したり、戸外を背景に使ったり、自由な姿勢で。

講師の一言
 滑舌という地味な作業にも関わらず(それも長時間!)、皆さん最後まで真剣に取り組んでくださったので本当に感謝しています。また最後の発表では同じ独白にも関わらず、アトリエという特殊な空間がいろいろに使えて1人1人個性豊かなものとなったのも大変興味深かったです。
 シェークスピアスピーチの味を少しでも体験いただけたとしたら嬉しいです。

参加者の感想等

(30代女性)
 楽しいワークショップでした。長期的なものは、時間の都合もあり、参加することはむずかしいのですが、今回のように1日のみ、あるいは2日間位のワークショップでしたら、又、参加してみたいです。
 今回は先に資料を送っていただいたのですが、あまり目を通さずに来てしまったことを反省させられる結果となりました。次回は、もう少し勉強してから来たいと思います。
 シェークスピアというテーマは、又、是非企画して頂きたいです。

(20代後半男性)
 演劇の経験はないのに、英語を勉強できるときいて参加しました。口に出して読むのとそれを舞台の上で人に見せるというのは、また違った大変さがありそうです。(当然ですね)。
 シェイクスピアは、今まで手が届きそうで届かない存在でしたが、これから原文、訳文ともに読んでゆこうと思いました。声に出すことの大切さを実感しました。今度は日本語での朗読がセミナーとして加わると、面白いかもしれませんね。ありがとうございました。


(20代後半女性)
 やっぱりシェイクスピアの英語はむずかしー。にくわえて、劇をするのだからはっきり口を開ける方法など習いましたがむずかしー。でも短時間にしては全員習得できたのではないでしょうか。人数が少なかったのも不幸中の幸いというか、みんなまじめに真剣に取り組んでいたと思います。講師の大野さんもいっしょうけんめい教えて下さってありがとうございました。

(40代男性)
 なんか音にするのがせいいっぱいで、ぜんぜんコトバになりませんでした。日本語はすぐコトバにできちゃうんだけど。逆に日本語を、音にしかできない段階をもうちょっとすっとばさずにイシキ的にたまにはやるのも必要かもとか思った。
 でも英語を日本語と同じくらいにコトバにして言えるようになったらきっと世界がかわるんだろうなとも。
 日本語でできることが、かなり英語だとできなくなる、というのはけっこう発見でしたね。マイムだけなら演じるイシキはもてるのに、英語を言うというだけで演じるイシキがうまくもてなくなりましたもんね。


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