kef2003 schedule shubetsu hiroba

2003/8/1(金)18:30〜20:15
司会 斎藤雅彰副実行委員長
オープニング
4階研修室401 レポート
演フェスの初日を飾るオープニングは演フェス参加各劇団員、ワークショップ講師、一般客など約80人が集まりました。
演劇フェスティバル実行委員の斎藤雅彰氏による司会で会場はすっかり和やかなムード。
教育文化会館館長川島文男氏、実行委員会委員長関口英一氏による挨拶のあと、札幌国際大学メディアコミュニケーション学科助教授 潟沼 潤氏による講演「アウトリーチが未来をひらく!」。充実したプログラムで演劇を学ぶことができるアメリカの大学のシステムと芸術活動の新しい形・「アウトリーチ」について講演。“各劇団がいつもの発表の場を離れ、演フェスという場に集うことで様々な出会いがうまれ、いままでにない新しい物が生まれることも、ひとつのアウトリーチの形ではないか” との力強い言葉も。

講演のあとは小ホール各劇団による なにがでてくるかわからないパフォーマンス。
公演順に@千年王國 『SL』の作品の一部を再現。ほとんど代役で、しかも一人何役もこなす姿に会場は大爆笑。(本番は決してコメデイーではないらしい)本番を間近に控えているため、会場のあたたかい拍手に見送られ稽古場に直行しました
ASKG 「作品とは一切関係ありません」パフォーマンス。SKGならではのテンポの速いかけあいトークに会場は笑いの連続。4人のみの演技なのにその力強さはどこから来るの、というくらい。とにかくパフォーマーによって次々と「研修室401」の空気の流れがかわるのです。

ここでワークショップ講師紹介。昨年大好評で2年連続となる「映像における演技ワークショップ」の早川監督、これまたユニークな企画で3年目に突入「セカンドライフのための演劇講座」の本間盛行氏が会場に駆けつけてくれて、ひとことずつ。(本間さんはテキストのストーリーまでお話くださいました、ありがとうございました)

B 新劇場 若手俳優たちによる「ノン子の長ぐつ」の2シーンから。カラスと長ぐつが話をしたり、ノン子と長ぐつがジャズダンスしたり。(しかも振付はダンス スタジオ マインド!すごい!)これまた会場の雰囲気ガラリと変わりました。
C銀の会 今年、特別に協賛公演として参加する60代以上のシニア劇団「銀の会」。みなさんずらりと一列に並び、台本を読みます。セカンドライフの本間さんのいうとおうり、そこに立っただけで、20・30代の若者とは違う存在感を醸し出す団員の皆さんの雰囲気に会場はしんと静まりかえりました。作者の中村さんも会場に駆けつけてくれました
Dヒステリックエンド 作品の台本の読み稽古をしているという設定。弦巻さんが時折入れる注意や指摘の仕方のおかしさに皆、爆笑。そのうち何故かテーブルとジューサーが運び込まれ、稽古中のメンバーを無視して女性メンバーがバナナやりんごをジュースにしていきます。最後はナースが登場して紙コップ(病院で見たことあるような)に注いだジュースを観客に振る舞いはじめ、「ヒステリックエンド 『果実』見に来てください」の一言に崩れ落ちた人も。

すべてのパフォーマンスが終わったところで、
実行委員・ボランティアの紹介、その他のワークショップや企画の紹介。
8時をまわったところで、めくるめく演フェスのオープニングは幕となりました。
でも、演劇フェスティバルはこれから!
(文責:実行委員会事務局)