KEF2004
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2004/7/31(土)
8/1(日)・7(土)
いずれも13:00-17:00
シニア世代の演劇講座
(50代から始める演劇)

研修室401室 レポート
募集要項(参考)
山根氏 講師 山根義昭氏
劇団新劇場

初日に読み、2日目にはすぐ立ち稽古 初日は自己紹介などの後、講師から芝居についての講義を参加者の質問も交えながら実施。その後、役柄を決めずにセリフの回し読み。途中、声の出し方ほか読み方についてのアドバイスもあり、読んでいくほどに「どんどん良くなりますね」。やる気みなぎる参加者に講師も感心した模様。
2日目もまずは「セリフには登場人物の精神状態・健康状態・この場に登場する理由等が表されているので、その点を注意して読み込んでいくことが大切」とポイントを伝えながら、台本読みが進む。
「では、立ってみましょうか」。2日目にして早くも立ち稽古入り

「人物同士が重ならないこと。奥行きを見せるように直列に並ばないよう意識して」
「堂々と演技しないとお客さまも入り込めなくなる」。次第に実践的になる講師の指摘に即応していく受講者たち
オープニングでの発表のために用意されたセットを使って、動きにも次第に細かい指摘がされていく。「着物には着物の立ち方、歩き方がある」「退場するとき素に戻ってしまう人が多いが、袖に隠れるまでしっかり演技するように」

 こうして第1週が終了。残るは発表当日の稽古だけ。それでは心もとないと、参加者の希望により発表前日にも稽古を実施することに。
 そして、発表当日。前日の自主稽古でセリフをがんばって入れた分、最終日は通し稽古をしては細かな点をチェックするツメの稽古に。「感情移入しずらい場合は、日常で似たような経験を見つけ演技に取り入れることもある」という講師のアドバイスも。
 最後には衣装、音源も使って、本番により近い形で「リハーサル」。
 そしていよいよ本番へっ→オープニング

アシスタントとして出演参加もした実行委員・城島イケル氏。麗しき女性陣に囲まれた稽古が、いかにも楽しそうでした。

山根講師の感想と激励
●ワークショップでは普通の芝居と異なり、配役決定に長時間かけられず1〜2回の台本読みのなかで決めるのが大変難しいのですが、今回のワークショップ参加者はイメージ通りの方々が集まってくれて、嬉しく思いました。3回ほどのワークショップで台本を離した芝居をするのは難しいことだと思います。完璧に出来なくても、何か学んだことの中からひとつでも『やってみて解った』と感じてもらえれば、参加した意義があると思います。たとえ苦しかった、辛かったと思っても、それを乗り越え、達成感を味わってもらえれば…と思います。(最終日稽古終了後、オープニングでの本番スタート前に)

参加者の声
●セリフがなかなか覚えられなくて大変でした。日常では味わえない緊張とストレスのワークショップでした。演劇を見る目も変わりました。
●自分をリラックスさせ少しでも日常のしがらみから解放されることを期待していたのですが、演劇指導されてからは、気持ちとは逆行され、どんどん萎縮していき、どうなることかと思いましたが、発表後は爽快感が出て、参加してよかったと感じました。今後、テレビ、舞台、鑑賞の機会においては見る観点が違うのではという気がします。色々とご指導ありがとうございます。