KEF2004
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2004/8/13(金)〜15(日)
13/18:00-21:00
14-15/13:00-18:00
即興を楽しむワークショップ
リハーサル室A レポート
募集要項(参考)
斎藤氏 講師 斎藤雅彰氏
(演劇集団超級市場主宰)

「受け入れる」ことで始まる即興の世界
初日/集まったところで最初にしたことは、大きな紙に「単語」を、小さな紙に「セリフ」を書くことでした。それから講師による説明。即興表現の3原則「ポジティブ」「受け入れる」「アイコンタクト」の説明がありました。

3日間、毎日最初は「キャッチフレーズ付き自己紹介」。全員が全員と必ず挨拶するせいかなんだか空気がなごんでくる。挨拶するたびにアイコンタクトしてますね。

受講者たちが書いた単語の紙を10並べ、書かれた単語を使って即興でお話。演る人自身も予期しない展開に大笑い。ボジティブ!


草原の中、明るい気分、落ち込んで、などイメージしながら手拍子に合わせて歩く。見ることでいろんな現れ方を知る驚きも。
2日目/この日もキャッチフレーズ付き自己紹介に始まり、まずはいろんなイメージを働かせながら歩きました。頭を引っ張られているつもりでとか、カキ氷を食べながらなど。全員で歩いた後、見る側と歩く側の2グループに別れました。いろんな表現の仕方があるもの。「見ることも大事」。この日は「ジブリッシュ」や「ペーパーズ」といったゲームにも挑戦しました。


何語でもない言葉=ジブリシュ。まずは(左)輪になって隣の人に話を伝える。慣れたら2人1組でひとりがジブリッシュを語り、もうひとりがそれを通訳する。

ジブリシュ、通訳の2人一組同士で対話。

トランプを使ったゲーム。Aが一番偉く2が一番弱い。人のトランプは見えるが自分のは見えない。周囲から受ける態度で自分のカードを判断。最後に思う順番で並んでみると…


参加者が書いたセリフを使って4人ひと組「ペーパーズ」。突然割り込んでくる予期せぬセリフの数々に、見る側もやる側も展開が読めないまさに即興(2日目)
ポーズを止めて交替した人が違うシーンをはじめる「フリーズタッグ」(最終日)
最終日/2日目の後半からは、アシスタント参加してくれた「即興組合」の面々が実際に公演でも取り上げるような、ショーとしても楽しいゲームをいろいろ経験。あれとこれをフィナーレで披露しようということになりました。
フィナーレ

斎藤講師の感想
●例年、一日だけのワークショップだったので、受講の皆さんから、もっとやりたいといった声が多かった。そこで、今回は、満足していただこうと3日間のワークショップにしました。お盆といった時期にもかかわらず、沢山の参加者が集い、熱い3日間となりました。このワークショップなどを機会に、即興ずきが増えてくれることを、また芝居の稽古に取り入れてくれ、自由な発想の出来る役者になってくれることを、願っております。
 次回も、楽しい、やりがいのある、ワークショップを企画したいと思います。これからも、教文演劇フェスティバルをよろしく、ご注目ください。

参加者の声
●おもしろかったです。でも、やればやるほど奥がふかいですね。思うことがなかなかできず、思っても行動にならないです。

●即興を楽しむワークショップということで、即興に興味があったので参加させて頂きました。心を開く、皆と一緒に何かをするということは、とても楽しいものだと思いました。

●本当に楽しかったです!!ずっとやってみたかったので、今回できてうれしかったです!!有意義な3日間でした。

●3日間ありがとうございました。あっという間に過ぎてしまいもう終わりか〜という気分です。ペーパーズを体験できたことに感動!経験したことのない人も楽しめるワークショップでした。「受け入れる」ことは、とても難しいですね。でも、生きていくうえでとても大切なことも学べました。次回あったらまた来たいなと思いました。